4年前のアテネで「ちょーきもちいい!」と金メダルを獲った水泳(平泳ぎ)の北島康介もまた連続メダルへ向けて良い調子を維持しているようだ。
☆自身の日本記録に迫る快泳 好調さアピールの北島(2008.4.15 iZa)
北京に向けた勝負の年。日本選手権最初のレースで、北島がいきなり好調さをアピールした。男子百メートル平泳ぎ予選で自身の日本記録に0秒34と迫り「確実に力がついている」と手応えを得た。
「高いモチベーションで臨めている」。アテネ五輪で頂点に立った後、国内大会では気持ちが十分盛り上がらなかったが、今回は五輪へのステップとして燃えている。その思いをぶつけ、3月末に米国での高地合宿から帰国後、磨きを掛けたスピードを披露した。
「今回、1種目で予選、準決勝、決勝と3回泳げる。自分の力は見極められると思う」と期待した。その最初でシャープな泳ぎを確かめ「不安はなくなった」と話した。準決勝では、もう世界新しか視野にない。
☆北島が59秒66で決勝へ 競泳日本選手権第1日(2008.4.15 スポーツナビ)
北京五輪代表選考会を兼ねた競泳の日本選手権は15日、東京辰巳国際水泳場で開幕、4種目の決勝などを行い、男子100メートル平泳ぎ準決勝で北島康介(日本コカ・コーラ)が自己の日本記録に0秒13に迫る59秒66で泳ぎ、全体の1位で16日の決勝に進んだ。
女子100メートルバタフライ準決勝では土肥亜也子(コナミ東日本)が58秒59の日本新記録を出し、男子100メートル背泳ぎ準決勝では森田智己(セントラルスポーツ)が54秒48で、ともに1番手で決勝進出を決めた。
それにしてもこの北島という男、世界を相手に戦う姿が素晴らしいと思う。やんちゃで心優しい悪ガキがそのまんま大きくなったようなキャラクターとも相まって、素直に応援したい選手のひとりだ(もう一人、陸上の末續慎吾選手も期待している)
ところで、なにしろアテネのときもそうだったが、ここ一番の爆発力には阿修羅のごとき凄みさえ感じる。
今日も予選から準決勝にかけてタイムを伸ばしてきているわけだ。
昨年までは、国内の選手にも負けてしまうようなかったるい戦いぶりだったのだが、ここへきてオリンピックに向けて完全にスイッチが入ったのだろうか。
「高いモチベーションで臨めている」「不安はなくなった」という短いコメントにそれが見て取れるのだが、
ここ一番というときに「不安はなくなった」とはなかなか言えるものではない。
忘れてならないのは、北島選手をサポートする「チーム北島」の存在だ。
インタビューにもしばしば登場する平井ヘッドコーチを中心として、運動生理学や筋力トレーニング、映像分析、メンタル面やコンディショニングのトレーニングをそれぞれの専門家が「チーム」として北島をサポートしている。
北島の素質・運動能力が一流なのは言うまでもないが、彼の強さは、この「チーム」に対する強固な信頼感があってはじめて発揮されるのだと思う。
ともあれ、明日の決勝が楽しみになってきた。



