☆北島、二百メートル平泳ぎで日本新 五輪出場権を獲得(2008.4.19 iZa)
北京五輪代表選考会を兼ねた競泳の日本選手権第5日は19日、東京辰巳国際水泳場で4種目の決勝などを行い、男子二百メートル平泳ぎは北島康介(日本コカ・コーラ)が今季世界最高の2分8秒84をマークして自己の日本記録を5年ぶりに更新、2年連続6度目の優勝を果たした。2位は末永雄太(チームアリーナ)で、2人は百メートルに続く五輪代表となった。
女子二百メートルバタフライは中西悠子(枚方SS)が今季世界最高となる2分6秒38の日本新で7度目の優勝。埼玉・春日部共栄高3年の星奈津美(スウィン大教SS)も2分7秒28の高校新記録で2位に入り、五輪初出場を決めた。
女子八百メートル自由形はアテネ五輪を制した柴田亜衣(チームアリーナ)が2連覇し、2大会連続の五輪出場となった。男子二百メートル背泳ぎは2連覇した入江陵介(近大)と2位の中野高(ミズノ)が、ともに初の五輪切符をつかんだ。
男子百メートルバタフライ準決勝では藤井拓郎(コナミ)が52秒14の日本新を出し、女子二百メートル背泳ぎの伊藤華英(セントラルスポーツ)とともに全体1位で20日の決勝に進んだ。
NHKのライブで決勝を見ていたのだが、戦前の予想通り、北島康介が順当に勝ち(今期世界最高記録というおまけつき)気持ちよかったのだが、2位に入ってオリンピック出場を決めた末永選手の試合後のインタビューで発した次の言葉に、日本の水泳チームの強さの本質をみた思いだ。
「センターポールの横に日の丸をあげたい」
これ、すごくないですか?
いうまでもなく、センターポール=金メダルは北島である。
その横の日の丸ということは、銀か銅かのメダルを俺は獲ると言っているわけだ。
競技者としてやる以上、一番を目指せ、というのはたやすいが、この言葉の持つ意味は大きい。
北島に対する挑戦でもあり、「この種目は今回も日本がいただいた」、という宣言でもある。
いやはや、日本水泳チーム恐るべしではないか。
で、恐るべしといえば、
こちらも今期世界最高記録で女子200メートルバタフライを制した中西悠子選手に喰らいついて代表を決めた高校生、星奈津美選手だ。私の住む埼玉では文武両道の私学としてめきめき頭角をあらわしている「カスキョウ」こと春日部共栄高校のヒロインだね。
今年の夏はインターハイが埼玉で開かれるが、君は北京で暴れてくれ。
応援してるぞ。