そこへ連休明けに飛び込んできたのがこのニュースだ。
☆山本化学の素材をテスト 競泳水着で国内3社(2008.5.10 iZa)
競泳で世界新記録が続出した1因とされる英スピード社の水着を日本代表が北京五輪で着用できない問題で、日本水連が提供契約を結ぶアシックス、デサント、ミズノの国内3社が複合特殊素材メーカーの山本化学工業(本社大阪市)の素材を試すことが10日、分かった。
日本代表が合宿でスピード社製水着を試着した後の今月1日以降9日までに、3社が別々に提供を求めたという。3社は日本水連が改良の期限と定めた30日までに、この素材を使用した試作品も含めて改良に取り組む。
主力商品のウエットスーツの技術を応用した山本化学によると、素材表面に特殊加工を施して水の抵抗を著しく減らし、効果はスピード社製を上回る。ニュージーランドのメーカーがこの素材を使った水着で国際水連の認可を取った。
アシックスの担当者は「商品化も検討している」と述べ、山本化学は「テストして、いい結果が出ることを期待している」と話した。
この「山本化学工業」というのは、ホームページによると大阪にある従業員60人の小さな会社なのだが、特殊な製法の【ラバー】を素材にさまざまな製品を世に送り出しているらしい。
なかでも、トライアスロン用のスーツに関しては、世界の90%以上のシェアというから、まあ、ほぼ独占といってもよく、恐れ入る。
北京オリンピックでもトライアスロン競技があるが、出場選手ほぼ全員が着ていることになるのだろう。痛快だね。
で、今回話題の競泳用水着については,
(以下、山本化学工業のホームページから引用)
マリンスポーツの新しい試みとして開発したのが、ラバー素材の水着です。これは魚のウロコにラバーの特質を組み合わせることで、水の分子を表面に抱え込む構造をつくり、水分子どうしを衝突させて泳ぐスピードを向上させたものです。従来の水着の抵抗値1.3〜1.5に対して、0.029(ともにcdf値)を実現。今後の記録更新に、大きな期待が集まっています。
と、門外漢には難しい言葉が並んでいるが、要するに劇的に水中の抵抗が少ないよ、ということだ。
「水分子どうしを衝突させて泳ぐスピードを向上させた」
とさらりと言ってのけるあたり、並々ならぬ自信があるのだろう。
朗報を待ちたい。






